民事信託
先月末に本格的にスタートした民事信託案件ですが、先週の金曜日に税理士さんも交えて2時間ほどZoomで打ち合わせがあり出席しました。話を持ってきて下さった行政書士さんを座長にし、税理士さんとワシとで意見交換をしました。まあ、今回は税務面が中心だ…
信託法改正により、委託者の地位の移転に関する規定が定められました。 ☆信託法第146条:委託者の地位は、受託者及び受益者の同意を得て、又は信託行為において定めた方法に従い、第三者に移転することができる。 法律上、信託行為に受益権譲渡による委託…
先日、相談があった民事信託案件ですが、今日、正式に受託し準備を進めることになりました。ワシにとっては初の民事信託案件になります。 今回は、相続&民事信託に力を入れている行政書士の先生が中心になり、税理士の先生と司法書士兼民事信託士であるワシ…
不動産を信託した際の登録免許税の計算方法は以下の通りです。 1.所有権移転分:土地建物ともに非課税(登録免許税法第7条第1項) 2.信託設定分:本則は1000分の4 ・土地:固定資産評価額×1000分の3(租税特別措置法第72条第1項) ・建物…
今度、信託案件を手がけることになりました。不動産があるので、信託の登記もする必要があります。そこで、信託の登記の登記事項をまとめてみました。登記事項は以下の通りです。 ☆甲区 ・受託者の住所・氏名 ・信託目録の番号 ☆信託目録(信託契約の概要) …
担保付不動産を信託の目的にしたケースで、借り換えをする場合について考えたいと思います。受託者はA、受益者はAとAの妹Bで、委託者の地位はAとBが引き継いでます。Aの推定相続人は配偶者Cと子どもDで、Bの推定相続人は兄たるAになります。 ・受託者兼受益…
信託契約における受託者の権限は幅広く、信託の目的を達成するための行為であれば認められます。ただ、信託の目的を確認しただけでは不明確なことが多いので、受託者の権限については信託契約にて定めた上で、信託目録に記載が記載があった方が無難です。 特…
今日、地元の金融機関から信託に関する問い合わせということで電話がありました。いわゆる信託法による信託手続に関する話だと思って聞いてましたが。話を聞く限り、公正証書遺言による遺言信託サービスの話でした。 ちなみに、この遺言信託サービスはいわゆ…
昨年合格した民事信託士ですが、4月1日付で登録になりました。有効期限もあるようで令和4年3月31日までの3年間になります。 これで、こちらから提供できるメニューに民事信託が加わることになりますが、現状、単に検定に合格しただけに過ぎないのでこ…
信託の登記がされると信託目録に登記事項が記載されます。信託の登記の登記事項は以下の通りになります。(不登法第97条) 1.委託者、受託者及び受益者の氏名または名称及び住所 2.受益者の指定に関する条件又は受益者を定める方法の定めがあるときは…