とある司法書士の戯れ言

言いたい放題書き放題

登記業務

定款認証時における実質的支配者の確認

株式会社もしくは一般社団・財団法人設立の際に、公証人による定款認証を受けることになります。 公証人法施行規則の改正により、11月30日より、定款認証時に公証人による当該会社・法人の実質的支配者の確認が行われることになりました。 国内外におい…

相続から始まった登記案件

今年のGW前から、このような案件を手がけています。 1.根抵当権設定(債務者兼設定者:X) ↓ 2.X死亡による相続登記(相続人:Y) ↓ 3.抵当権抹消登記 ↓ 4.建物滅失&建物増築による表題変更登記(土地家屋調査士さん) ↓ 5.1で設定した根抵当権に…

休眠会社及び休眠一般法人の整理・2018

今年も12年間登記されていない株式会社及び5年間登記されていない一般社団、財団法人の整理作業が行われます。今年は10月11日に法務大臣の公告が行われ、併せて通知が本店(主たる事務所)所在地に発送されています。 該当する株式会社及び一般社団、…

後見案件からの派生案件無事終了!

先月末に登記申請した後見案件からの派生案件たる相続&贈与による所有権移転登記の件ですが、今日、無事に登記が完了しました。登記事項証明書を取得後、裁判所及び関係者等に報告しました。 相続登記と贈与による所有権移転登記を連件で申請するのは今回が…

法務局における審査手順

法務局に登記申請書を提出するとどのような手順で書類を審査しているのでしょうか。初めて手がける案件や複雑な案件で登記がなかなか完了しないときはこちらから進捗状況を確認することがあります。結果、登記申請から完了までの手順はこんな感じかなと思い…

動産譲渡登記の存続期間と被担保債権の償還期間

今日の夕方、動産譲渡登記につき同級生の同業者さんからこのような話がありました。動産譲渡担保契約上の存続期間を15年とすべく動産譲渡担保契約書を「特別な事由があることを証する書面」として添付したところ、登記官から指摘された点があったとのこと…

相続登記の錯誤抹消・2

先ほど取り上げた相続登記の錯誤抹消につき、登記原因証明情報を下記の通り起案しました。 〇登記の原因となる事実又は法律行為 (1)相続による所有権移転登記 平成23年4月1日、本件不動産の名義人Aの死亡により相続が開始し、Dが相続したとしてD名…

相続登記の錯誤抹消・1

先日、依頼を受けた相続登記の件になります。住宅ローンが完済したものの、抵当権を抹消するにあたり相続登記を済ませないと抹消できなかったので、相続登記と抵当権抹消登記をまとめて進め、登記が無事完了しました。依頼者に納品すべく書類を説明をしたと…

今月手がけたマニアック案件は目処が立ちました

先日、ここで取り上げた今月手がけているマニアック案件ですが、お寺の代表役員の変更については無事に登記が完了し、依頼者に納品しました。あとは、亡くなった代表役員名義の財産につき、相続手続を進めていくことになります。 あと、先日、引継ぎが完了し…

地図証明書及び各種図面のレイアウト変更

10月1日(月)より地図証明書及び各種図面のレイアウトが変わります。どのように変わるかと言うと、ISO(国際標準化機構)が定める用紙の余白の規格(周囲10mm余白確保,短辺左端のみとじ代として+10mm余白確保(合計20mm))に適合する…

地上権者が地上権を設定した土地を売買により取得する場合

先日、相談があった件になります。地上権者が地上権を設定してある土地を買い取る場合につき、売買による所有権移転登記の登録免許税は軽減されます。この場合の登録免許税は以下の通りに算出することになります。 1.租税特別措置法第72条を適用 ↓ 2.…

独立行政法人住宅金融支援機構の取扱店表示

先日、独立行政法人住宅金融支援機構の抵当権設定が立て続けにありました。1つは地元の銀行からの依頼で、もう1つは銀行以外の住宅ローン専門金融機関が窓口になっているものでした。 まず、地元の銀行については「取扱店 株式会社J銀行A支店」という形…

NPO法人の資産の総額変更登記が不要に!

特定非営利活動法人(NPO法人)につき、10月1日に「特定非営利活動促進法の一部を改正する法律」が施行されるのに伴い、特定非営利活動法人の資産の総額変更登記が不要になります。 なお、その代わりに、定款で定めた公告方法により「貸借対照表を公告し…

不動産登記と不動産取得税について

相続以外の売買や贈与などをすると不動産取得税がかかってきます。不動産取得税については申告手続が必要で、申告して初めて県税事務所から納付書が送られてきます。ただ、ワシが聞く限り、申告手続をしなくても納付書が送られてくることがあるとのことです…

今月手がけている比較的マニアックな案件

今月に入ってから比較的マニアックな案件を手がけてます。 1つ目はお寺の代表役員の変更登記です。こちらについては以前手がけたことがあったので、その時の手順を確認した上で依頼者に必要な書類を取り寄せてもらうなどしました。その中で寺院規則の写しは…

寺院規則の作成し直し

先日、依頼があったお寺の代表役員変更の件ですが、本日、寺院規則の写しが手元にきました。しかし、下の方や端の方が欠けておりこのまま法務局に提出したら差し替えを求められる可能性があったので、Wordで作成し直しました。 作成し直す際に、旧字体や俗字…

久々に宗教法人の代表役員変更の依頼

先日、地元のとある宗教法人から代表者死亡による代表役員変更登記の依頼がありました。今回のケースは宗派に属するお寺だったので、依頼者には宗派の総本山から以下の書類を取り寄せてもらいました。 ・総本山の宗制抜粋(代表役員選任にかかる部分) ・後…

相続人に未成年者がいるケース

先日、相続人に未成年者がいるケースにつき取り上げましたが、この件は法定相続分に従って相続することになりました。そのため、遺産分割協議は行わないことになるので家庭裁判所で特別代理人を選任する必要もなくなりました。 この場合は、親権者が未成年者…

住民票除票の保存期間延長へ

総務省は保存期間が5年である住民票除票の保存期間を150年に延長する報告書をまとめたそうです。この件については、来年の通常国会に関連法の改正案が提出され承認可決すれば保存期間が延長になります。 これにより、住所を転々としている方の追跡が少し…

国土調査により合筆された土地の権利証

今月末にある決済案件ですが、売買物件のうち1筆が国土調査により合筆されていました。国土調査による合筆が行われたのが登記簿がコンピュータ化前だったので管轄法務局に出向き、閉鎖登記簿を閲覧してきました。 国土調査による合筆の場合には、登記事項証…

農地における直接移転

先日、農地の転売に関する相談を受けました。現在の所有者はAでこの農地をBが取得した上でCに売却し、AからCに直接、売買による所有権移転登記をしたいとのことでした。 ☆事例 A(所有者)→B(第1の買主・業者)→C(第2の買主) この場合、第三者…

本店移転の日付

先日、本店移転登記の依頼がありました。本店移転の日については当初ハッキリしていませんでしたが、打ち合わせの結果、依頼してきた会社が4月決算だったこともあり、5月1日付ということになりました。もちろん顧問の税理士さんに5月1日付で問題ないか…

太陽光発電用パネルが複数の土地にまたがって設置されているケース

先日、久々に太陽光発電用パネルが複数の土地にまたがって設置されている工場抵当権設定の依頼がありました。 旧ブログでも取り上げていますが、機械器具目録は土地ごとに作成することになるので、土地ごとにその上にある太陽光発電用パネルの品番や発電用機…

前提として必要な名変登記

所有権登記名義人住所変更登記などの名変登記は、所有権移転登記の登記義務者や担保権設定登記の担保権設定者の住所氏名が登記簿上の記載と異なる場合に必ず必要になります。 また、これ以外の手続で前提として名変登記を先に済ませる場合があります。 1.…

準備金の資本組み入れ

先日、取引先の社長さんから募集株式の発行以外で資本金を増加する方法につき問い合わせがありました。こういった場合には準備金を資本に組み入れることになります。 資本に組み入れることができる準備金ですが、会社法施行後、平成21年の会社法計算規則の…

完了までに時間がかかる商業法人登記

地元管内では先々週に申請した商業法人登記がなかなか完了しません。今日になって先々週の木曜日に申請した件が完了し、登記事項証明書を取得することができるようになりました。ただ、先々週の金曜日に申請した件はまだ終わらないですね。 先日の常任理事会…

依頼からしばらく経った相続案件

今月に入り、当初話があった後、しばらく経ってから登記申請に漕ぎ着けた相続案件が続きました。今月初めに申請した件は、当初話があってから5年以上経過していた件で、戸籍などの書類をずっと預かっていた件でした。 5年ぶりに依頼者から連絡があったので…

署名証明書と合綴されていない遺産分割協議書・2

先日、ここで取り上げた「署名証明書と合綴されていない遺産分割協議書」を添付して申請した相続登記の件ですが、昨日までに無事に完了しました。 今回の場合は、遺産分割協議書の署名と署名証明書の署名がほぼ一緒だったことと、当初、依頼者が自分で相続登…

つい忘れがちなフリガナ表記

商業法人登記申請の際に、申請会社の商号につきフリガナ表記もすることになっています。ただ、ややこしい案件だったりした場合やここ数年の改正点に気を取られていると、ついうっかり忘れてしまうことがあります。 今日の夕方、10日ほど前に申請した件で法…

40年以上前に設定された抵当権抹消・2

先日、ここで取り上げた40年以上前に設定された抵当権の相続登記&抹消登記を申請しました。申請前にちょっと悩んだのが抵当権抹消登記の登記原因年月日です。登記原因は「放棄」にしてますが、いつ放棄したかにつき迷った次第であります。 検討した結果、…