とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

裁判業務

相続放棄に関するお問い合わせ

先日、相続放棄申述に関するお問い合わせがありました。相続放棄制度と熟慮期間、管轄、費用概算について説明した上で、実際にやるかどうかについてはお任せすることにしました。 ただ、相続放棄をすることで相続人の構成ががらりと変わることがあるので、債…

新型コロナウイルス感染拡大に伴う相続放棄熟慮期間延長

新型コロナウイルス感染症の影響により熟慮期間(相続の承認又は放棄をすべき期間)内に相続の承認又は放棄をすることができない場合には、熟慮期間を延長する旨の申立てを家庭裁判所にすることができます。管轄は被相続人の最後の住所地を管轄する家庭裁判…

要件を意識すること

ここのところ、裁判業務として手がけたのは相続放棄申述書作成と、債務整理案件における消滅時効援用でしょうか。 相続放棄申述でも消滅時効援用でも、要件を意識して相続放棄申述書や消滅時効援用の内容証明郵便を作成しました。特に消滅時効援用の内容証明…

取得時効の訴状に関する相談

昨日、以前から懇意にしている方から、いきなり訴状が送られてきたとの連絡があったので、今日の午前中にお邪魔し、訴状を確認しました。訴状の内容は、原告が取得時効により農地を取得しようというもので、登記簿上の所有者の相続人全員が被告となり全部で…

民事執行法改正について

昨年の5月10日に、民事執行法及び国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律の一部を改正する法律(令和元年法律第2号)が成立し、5月17日に公布されています。今回の改正点は以下の通りです。 (1)債務者の財産状況の調査に関…

改正民法施行後の消滅時効

改正民法が4月1日から施行されます。この改正により消滅時効期間が下記の通りに変わります。改正民法の下での消滅時効期間は、次のどちらか早い方となります。 「債権者が権利を行使することができることを知った時から5年(新民法第166条第1項第1号…

消滅時効援用後にやること

先日、消滅時効援用の内容証明郵便をサラ金業者さんから承継した業者さんに送った件ですが、今日、電話で確認したところ、消滅時効援用で処理済みとの回答をいただきました。 よって、この件については消滅時効が成立していることを業者さんが認めたことにな…

消滅時効援用の内容証明郵便発送

昨年末に依頼があった債務整理の件ですが、今週の水曜日頃に取引履歴が届きました。内容を確認したところ、最後の取引から10年以上経過しており、かつ、債務名義を取られていないのが確認できたので消滅時効を援用することにしました。 この件は、ワシが受…

不動産の登記名義人たる法人の登記簿がない場合

先日、相談があった件です。相談者が所有する土地の上にほぼ倒壊している建物があるがどうにかしたいとのことでした。建物の名義は都内の会社で、登記簿を取得することができないとのことでした。 相談者は建物を取り壊してほしいとのことだったので、登記簿…

債務整理における消滅時効の援用・2

先日、久々に債務整理の相談がありました。とあるサラ金業者を承継した保証会社の代理人弁護士から受任通知書が送られてきたとのことでした。 受任通知書に記載されている内容を確認した結果、どうも消滅時効が援用できるのではないかと思ったため、まずは、…

子どもの次は兄弟姉妹の相続放棄

先日、相続放棄申述書作成をした件ですが、依頼者である被相続人の子どもに相続放棄申述受理証明書が届き次第写しを送ってもらい、被相続人の兄弟姉妹の相続放棄申述をすることになります。 管轄裁判所は被相続人の最後の住所地なので、兄弟姉妹の相続放棄で…

建物明渡請求訴訟の訴額

先日、賃借人が家賃を滞納していることによる建物明渡請求訴訟に関する相談がありました。比較的新しいアパートの1室だったため、地裁管轄になるか簡裁管轄になるかは訴額次第ということになりました。 さて、建物明渡請求訴訟の訴額ですが、下記の方法によ…

相続放棄申述書提出後

先日の被相続人のお子さんの相続放棄申述書作成の件ですが、月曜日には管轄家庭裁判所に書類一式が無事に届いたのを確認しました。その後は管轄家庭裁判所から相続放棄申述をした相続人に照会書が送られます。そして、相続人が照会書を管轄家庭裁判所に返送…

相続放棄申述書発送

現在手がけている今年2回目の相続放棄申述書作成の件ですが、土曜日に被相続人の子どもである依頼者と打ち合わせをした上で申述書を完成させ、レターパックプラスで発送しました。これで管轄裁判所には月曜日に届くはずです。 この後は、依頼者たる相続人に…

今年2回目の相続放棄申述書作成の依頼

先週、今年2回目の相続放棄申述書作成の依頼がありました。依頼者はちょっと遠方に住んでいるものの、被相続人と依頼者の本籍地がワシの地元にある方でした。ただ、被相続人が亡くなった時の住所はちょっと遠方につき、相続放棄申述書と添付書類は管轄裁判…

事実の裏付けになるものの大切さ

数年前に簡裁訴訟代理人として根抵当権抹消登記請求訴訟を手がけたり、民事調停の相手方代理人を務めたことがあります。簡裁訴訟代理人の立場でこれらの裁判案件を手がけて気付いたことがあります。それは、自分の主張を裏付けるものの大切さです。もし、事…

建物明渡に関する相談

先日、久々に建物明渡に関する相談がありました。 賃借人が家賃不払いである場合や、契約とは違う用途で使っている場合など賃貸人と賃借人との間の信頼関係が破壊されるようなことがある場合に、建物明渡請求の正当事由に当たりますし、使用貸借の場合でも「…

裁判事務関係の書類

訴状や答弁書、債務整理の和解契約書、民事執行法第82条2項申出など裁判事務や債務整理に関する書類ですが、作成した書類だけでなく提出した書類すべてのコピーをとって綴ってあります。あとで同じようなな案件を手掛けた時に参考にするだけでなく、依頼…

農業会の清算人就任

以前、同じ支部の司法書士さんより、農業会の清算人になってほしいとの話があり、裁判所で清算人に選任してもらったことがあります。 清算人に就任するまでの流れですが、清算人選任申立書と一緒に、ワシが記名押印した清算人の就任承諾書を提出します。 原…

債務整理における消滅時効の援用

債務整理の相談を受けた際に解決方法として自己破産、民事再生、任意整理、過払い金返還が真っ先に浮かびますが、他にも消滅時効の援用も選択肢の1つになってきます。 一般の債権の消滅時効期間は、原則として10年です。しかし、その貸金債権が商事債権に…

司法書士が行える債務整理の範囲に関する最高裁判決

平成28年6月に司法書士が行える債務整理の範囲に関して最高裁判決が出ました。この判決のポイントは以下の2点です。 1.債権者の主張する額を基準とする。2.上限は借金の総額とはせず、個別の借金ごとに判断すべきである。 よって、債権者の主張する…

清算人選任申立の根拠法令

清算人選任申立をした会社が株式会社であり、会社法施行前に旧商法第404条の規定により解散した会社だった場合、清算人選任申立の適用条文が「会社法第478条第2項」ではなく「会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第108条(旧商法第4…

サービサーに債権譲渡された場合の信用情報

債務整理案件において消費者金融業者から債権回収会社(サービサー)に債権譲渡されてしまったケースがあると思います。その際に、信用情報がどういうことになるかにつき依頼者から聞かれることがありました。そのため、ネットなどで調べた結果、以下のこと…

訴額の算定

根抵当権抹消登記請求訴訟の訴額の算定方法は以下の通りになります。ちなみにこの根抵当権は土地に設定してあり、登記簿上、元本確定していることが分かる登記はしてありません。 (例)極度額:1500万円土地の固定資産税評価額:300万円 この場合、…

相続放棄申述の件は無事終了!

先日、ここで取り上げた相続放棄申述書作成の件ですが、ウチで書類作成し提出代行した方については、裁判所から相続放棄申述受理通知書及び相続放棄申述受理証明書が届いたようです。 よって、あとは相続放棄申述受理証明書の原本は各自保管してもらった上で…

相続放棄申述に必要な書類・2

今度は、相続放棄申述人が直系尊属もしくは兄弟姉妹の場合に必要な戸籍を取り上げてみます。 ☆申述人が、被相続人の父母・祖父母など(直系尊属)(第二順位相続人)の場合 (なお、先順位相続人等から提出済みのものは添付不要である。) ・被相続人の出生…

相続放棄申述に必要な書類・1

相続放棄申述に必要な書類は以下の通りです。なお、相続人の構成により必要な戸籍が変わってきますね。 ☆必要書類 ・相続放棄申述書(収入印紙800円分貼付) ・被相続人の住民票除票または戸籍附票 ・申述人(放棄する方)の戸籍謄本 ・予納切手(宇都宮…

相続放棄申述書の提出

現在手がけている相続放棄申述書作成の件ですが、昨日の午後に依頼された皆様と打ち合わせをした上で、今日の午後、地元の家庭裁判所に提出してきました。よって、これにてひと段落です。 この件は、昨年から手がけている相続案件がらみだったので、相続放棄…

相続放棄申述書作成の進捗

先週から手がけている相続放棄申述書作成の件ですが、相続放棄が必要な方のうち遠方の方はご自分で何とかしたようなので、近隣の方の分につき作成することになりました。遠方の方には電話でご挨拶と今後の手続につき説明した上で、何かあったら連絡していた…

相続放棄申述書作成の依頼

相続案件を依頼してきた方から相続放棄の相談と書類作成の依頼がありました。現在手がけている相続案件の被相続人の弟の相続にかかる相続放棄でした。 被相続人さんの弟のお子さんは全員放棄済みで両親は既に亡くなっています。そのため、相続人は配偶者と兄…