とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

被後見人さんの自宅の修繕

 今月で3年目を迎えた継続案件ですが、先月中旬に被後見人さんの自宅の近所の方から「庭の雑草が気になったので除草剤をまいた」旨の連絡と「道路側の屋根の軒先にヒビが数ヵ所入っており落下したら危ないので修繕して欲しい」旨の連絡がありました。そのため、先月末に被後見人さんの自宅に出向き状況を確認し、連絡して下さった近隣の方にあいさつがてら今後の対応につき打ち合わせをしました。

 

 ちょうど先月末が報告の締めだったので、裁判所に年間報告と併せて庭の防草対策を講じ屋根の軒先の修繕をする旨も報告しました。成年後見人として誰も住んでいない被後見人さんの自宅を管理している以上、近隣の方が不安に思うことは解決しないとマズいですし、万が一のことがあった場合には責任も負いますしね。

 

 以前、屋根の雨漏りの修理をしたことを前任の後見人さんから聞いていたので、前任の後見人さんに雨漏りの修理をした工務店さんを紹介してもらい、今回も同じところで屋根の軒先の修繕と庭の防草対策をしてもらうことにしました。

 

 費用については金額がはっきりし次第、見積書を送ってくれることになっているので、見積書が手元に届き次第、裁判所に報告の上、これらの作業を進めてもらうことになります。

 

 成年後見人の職務に財産管理がありますが、財産管理ってお金の収支だけでなく被後見人さんが所有している不動産などの管理もするのだなと改めて実感しました。まずは問題を1つ1つクリアしていこうと思います。