昨年末にワシがサブチューターとしてお手伝いをした第5期民事信託士検定の合格発表がありました。ワシが知っている方々も合格したようでホッとしたのは言うまでもありません。
一般社団法人民事信託士協会のホームページに「第5期民事信託士検定に合格された皆様へ」となる文書がアップされています。その中に「民事信託と後見制度は相対立(二者択一)するものではなく併用すべきもの」とあります。
確かに、民事信託を扱っている士業のHPの中には「成年後見制度を利用するよりも民事信託を利用した方が…」云々の文言があるものもあります。確かに、成年後見制度は縛りが多く使い勝手が悪いと言われてますが、あくまでも「被後見人さんの財産を守る」のが目的につき、縛りが多いのはやむを得ないと思います。
ただ、成年後見制度だけではカバーしきれない部分を民事信託で補い、民事信託でカバーしきれない部分を成年後見制度でカバーするといった形で相互補完するのが、今後あるべき姿ではないかと思いますね。
民事信託案件があった時は、このことを肝に銘じて取り組んでいこうと思います。