とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

昨年10月に後見人に就任した件で行った手続

 昨年10月に後見人に就任した件につき、今日で就任から半年になります。この半年間で行った手続は以下の通りになります。

 

〇フェーズ1(昨年10月~12月)

①昨年亡くなった被後見人さんの長男さんの相続手続

⇒預金、不動産、立木、自動車、財形年金など

②親族立替分の精算

⇒亡くなった長男さんの葬儀費用、被後見人さんの二男さんの生活費、水道光熱費など

③公共料金などの引き落とし口座及び振込先口座の変更手続

⇒電気、ガス、水道、税金、年金、還付金、保険料、NHK受信料、ケーブルテレビ利用料など。

④相続財産及び被後見人さん自身の財産調査

⇒自宅金庫の開扉作業を業者さんに依頼した。

⑤被後見人さんが相続した自動車の売却

⇒親族から紹介してもらった自動車屋さんに売却した。

根抵当権抹消登記手続

⇒被後見人さんが相続した土地に地元の金融機関名義の根抵当権が登記されていたため、残債の有無を確認の上抹消した。

 

〇フェーズ2(昨年12月~今年4月)

相続税申告手続及び相続税の納付

⇒税理士さんに依頼した。

②本人自宅のゴミ処分と修繕

⇒鍵の修繕については金庫開扉作業を依頼した業者さんに依頼し、ゴミ処分及びその他の修繕については被後見人さんの親族から紹介してもらった業者さんに依頼した。

③建物表題変更登記

⇒被後見人さんの自宅の建物表示登記を手がけた土地家屋調査士さんに依頼した。

④被後見人さん本人が相続した土地の所在確認

⇒ブルーマップと地図情報を照らし合わせながら確認した。ブルーマップに地番が出ていない山林については地図情報だけを取得。

⑤固定資産税の一括納付と引き落とし口座の登録

 ⇒今年度の固定資産税を一括納付するとともに、来年度以降の引き落とし口座を登録した。

 

 ここに至るまでの経過を簡単にまとめましたが、いろいろなことがありましたね。これから始まるフェーズ3では、被後見人さん本人のこと及び残された二男さんに関することにつき取り組んでいきます。新しいステージに突入ですね。