とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

破産管財人が申請人になる場合

 近々、売主に破産管財人がついている任意売却があります。個人破産の場合で破産管財人がいる場合、登記申請書には下記のように記載します。破産管財人の印鑑証明書だけでなく資格を証する書面が必要になります。

 

登記義務者

A市B町1番地 X

上記の者破産者につき破産管財人の住所氏名

A市C町2番地 破産管財人 Y

 

 さて、会社が破産した場合で破産管財人がいる場合はどうでしょうか。会社の登記簿には破産開始決定があった旨と破産管財人の住所氏名が登記されます。よって登記申請書には下記のように記載します。この場合、破産管財人が会社の登記事項になっているので、申請書には会社法人等番号を記載すれば足りると考えます。なお、破産管財人の印鑑証明書は必要になりますけどね。

 

登記義務者

C市D町3番地 株式会社 Z

破産管財人 O

会社法人等番号 0000-00-000000)

 

 破産管財人がついている任意売却自体、久々です。そのため過去の資料を確認しながら準備を進めています。