とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

止まっていた相続案件は無事完了

 先月末に申請した旧法相続がらみの相続登記ですが、通常よりも時間がかかったものの無事に完了しました。登記官からは昭和20年に亡くなった相続人の遺産相続につき確認の連絡があっただけでした。旧法における遺産相続の場合、直系卑属が第1順位になり、配偶者は第2順位になるのが現行相続法との大きな違いですからね。

 

 この件は地元自治体の公共事業にも絡んでいたので、何としても完了させる必要がありました。時間はかかりましたが、相続人間の話し合いがまとまり登記申請に至ることができたのでホント良かったです。

 

 旧法相続がらみの件は久しぶりでした。今までは家督相続がらみの件がほとんどで遺産相続がらみの件はほとんどありませんでした。数年前に手がけた長期相続登記等未了土地の相続人調査の時にいただいた資料や、関東ブロック新人研修会で旧法相続について講義していた時に作成したレジュメが役立ちましたね。新人研修で講師を務めたという経験は無駄ではなかったと改めて実感しましたね。