とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

2022年上半期のマニアック案件

 今年上半期で印象に残るマニアック案件がいくつかありました。どんな案件だったか挙げてみようと思います。

 

1.売主がフィリピン在住のフィリピン人、買主が地元在住のパキスタン人の土地売買

2.みなし解散している株式会社が根抵当権者である根抵当権抹消登記請求訴訟

3.相続人の1人が18歳になった直後に遺産分割協議をし相続税申告をした相続

4.兄弟姉妹が相続人になるケースで、被相続人の実母の父親の本籍地及び生年月日、生死が全く分からない法定相続情報一覧図の保管及び写し交付の申出

5.増築のために住宅ローンを組んだことにより住宅用家屋証明書を取得した抵当権設定登記

6.隣地との境界にかかる民事調停

7.6年ほど選任懈怠だった株式会社の役員変更登記

8.信託財産たるアパート建築資金たるアパートローンの借り換え

 

 不動産登記が半分以上ですが、印象に残った案件がこれだけあるのも珍しいと思います。中には昨年から継続している案件だったり、来年まで継続する可能性がある案件もあります。下半期はどんな案件が舞い込んでくるでしょうね。