とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

仮換地証明書と底地証明書の違い

 先日、依頼があった相続登記案件の中に区画整理事業中の地区の不動産が相続物件であるものがありました。

 

 評価証明書には仮換地指定後の街区画地番号と評価額の記載があるだけで、従前地の表示がなかったため、当該街区画地番号の土地の従前地の地番が出ている底地証明書を添付しました。仮換地証明書と底地証明書の違いはどのようなものでしょうか。

 

・仮換地指定証明書:土地区画整理事業地内の土地について、仮換地指定済みであることを証明するもの。区画整理前の従前の土地が、仮換地指定によってどこの土地を使用収益することができるようになったのかを証明する。

 

・底地証明(仮換地):仮換地指定済みの土地が位置する従前の地番を証明するもの。

 

 今回はたまたま底地証明書があったのでそれを添付しました。底地証明書に仮換地指定後の街区画地番号と従前の土地の地番が出ており、評価証明書に記載されている街区画地番号と一致しているので大丈夫だと思います。