とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

初の都内での決済立会

 先週末、都内で決済があり立ち会ってきました。都内で本人確認は何度かありましたが、決済は初めてです。売買物件が農地ということもあり今回は契約と書類への調印だけになり、後日、代金を支払った後に申請という流れになります。

 

 今回の売買物件が主に農地でしたが、その中に雑種地に転用されているものの登記簿上の地目が農地のままになっているものがありました。この土地については売主さん自身が自己転用したもので農地法第4条許可を得ているので、雑種地に地目変更してからの売買代金支払いとなりました。

 

 地目変更登記は今日までに完了したのでその旨を売買当事者等に報告したところ、当事者同士で代金の支払い日を決めてもらうことになりました。そのため、支払い日の連絡があり次第、その日に向けて準備に取りかかることになります。

 

 農地の決済は農地法第3条や第5条の許可の問題だけでなく、売主さん等が自己転用しているかどうかについても注意を払う必要がありますね。今回のケースで痛感させられました。