今月中に手がける案件になりますが、土地建物がＡＢ共有で、Ｂについて破産管財人が選任されているケースがあります。なお、Ａについては破産管財人が選任されていません。この状況でＡＢ共有の土地建物をＣに売却する場合、必要な書類はどうなるでしょうか。なお、土地の地目は宅地とし、土地建物につきＢ持分の売却につき裁判所の許可がおりています。
・買主Ｃ：住民票、認印
・売主Ａ：登記済権利証（登記識別情報）、印鑑証明書、実印
・売主Ｂ：売却許可書、破産管財人の印鑑証明書及び資格証明書、破産管財人の実印
・その他：売買物件の固定資産評価額が分かる書面
非常に珍しいケースでありますが、Ａについては通常通りで、Ｂについては売却許可書及び破産管財人の印鑑証明書及び資格証明書、実印が必要になります。
