とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

「遙」と「遥」

「遙」と「遥」という文字がありますが、ともに「はるか」と読みます。「遥」は「遙」の略字であり「遙」は「遥」の旧字体(以前に使われていた字)であります。

 

 どちらも常用漢字表にはありませんが、いわゆる人名用漢字表で「同一の字種」として認められているので、両方とも子どもの名前に使うことができます。

 

 ちなみに、法務省の戸籍統一文字では「遥」「遙」ともに親字・正字扱いになっています。

 

 これと似たような文字で「搖」と「揺」がありますが、ともに「ゆれる」と読みます。こちらも「揺」は「搖」の略字であり「搖」は「揺」の旧字体になります。

 

 なお、法務省の戸籍統一文字では「揺」が「搖」の親字・正字扱いになっています。

 

 最近、名前を「遥」とすべきところ「遙」としてしまったことがあったので、おさらいの意味も込めてここにアップしてみました。