とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

その他の業務

被後見人さんの相続にかかる相続税の還付・2

昨年9月に亡くなった被後見人さんの相続につき、納付した相続税が還付されることになりそうな旨を取り上げましたが、今日の夕方に被後見人さんの相続人たる二男さんに確認したところ、相続税額が0円に更正決定した旨の通知が届いているとの話がありました…

自筆証書遺言の作成方法変更につき検討スタート

本人の自書と押印が義務づけられている「自筆証書遺言」につきパソコンなどのデジタル機器での作成を認める方向で検討が始まるそうです。それにより法務省が近く有識者会議を設け、民法改正するための議論を本格化させることになります。 今回の件は、高齢者…

相続手続時における残高証明書取得

預貯金の相続の際に、被相続人死亡日時点の残高証明書を取得する場合、相続人の1人からの請求でできます。また、相続人から委任を受けた司法書士による請求も可能です。この場合、依頼者たる相続人から司法書士への委任状には、依頼者たる相続人本人の実印…

相続税がかかりそうな案件

先日依頼があった相続の件になりますが、聞き取りをした結果、相続税がかかりそうな感じでした。相続税がかかりそうな場合は以下の手順で進めるようにしています。 1.依頼者から聞き取り ↓ 2.被相続人の出生から死亡までの戸籍一式等を取得 ↓ 3.法定相…

被後見人さんの相続にかかる相続税の還付

昨年9月に亡くなった被後見人さんの相続につき、相続税の申告と納付を今年の6月中に済ませました。ただ、先月になって税理士さんから、前出の相次相続控除に該当し相続税がほぼ全額還付される可能性が高いとの話があり、下準備をしてもらっていました。 そ…

相次相続控除とは

相続税の控除のうち、相次相続控除というものがあるようです。これは、10年以内に続けて相続が起こったときに相続税を軽減されるとのことです。 まず、相次相続とは以下のケースになります。 ・1次相続:父の死亡によって配偶者たる母と子が相続人になり…

相続税申告が必要な場合に集めてもらうものなど

相続の依頼で相続税がかかりそうな場合、依頼者には以下の書類を集めてもらうようにしています。 1.被相続人の出生から死亡までの相続関係戸籍一式及び相続人の戸籍、住民票 2.被相続人死亡時の預金通帳及び残高証明書 3.被相続人死亡時の株券等有価証…

不在者財産管理人による供託

今年の4月1日付で家事事件手続法が改正されました。今回の改正により、不在者の財産の管理、処分その他の事由により金銭が生じたときは、不在者のために、当該金銭を不在者の財産の管理に関する処分を命じた裁判所の所在地を管轄する家庭裁判所の管轄区域…

相続税申告がらみの法定相続情報一覧図の保管及び写し交付申出・3

先月、相続登記の依頼があった件で財産の聞き取りをしたところ、相続税がかかりそうな感じでした。そのため、依頼者に相続税がかかるか否かにつき税理士さんに確認してもらうことにしたところ、相続税がかかりそうだという話になりました。 預貯金や有価証券…

相続税のお尋ね案件も税務署への書類提出完了

相続税のお尋ねがあった件についても、税理士さんから書類を税務署に提出した旨の報告と費用の請求があったため、依頼者に書類一式を引き渡しました。結果、依頼者から、税理士さんに費用を振り込んだとの連絡がありました。 よって、この案件は、相続財産の…

相続税申告等は全て完了

昨年9月に亡くなった被後見人さんの相続の件につき、先週早々に相続税の金額が固まりました。そのため、早速、元親族後見人さんに連絡をし二男さんの自宅において、税理士さん作成の申告書等に被後見人さんの二男さんに署名押印してもらいました。ちなみに…

相続についてのお尋ね

税理士さんに相続税がかかるか否かにつき調べてもらった案件は2件あり、そのうち1件は相続税がかかります。これらの件につき、被相続人が亡くなってから半年くらい経った頃に、税務署から「相続についてのお尋ね」が相続人宛に届きました。 このお尋ねは、…

法定相続情報一覧図の保管及び写し交付申出は無事完了

先日、相続登記と同時に申出をした法定相続情報一覧図の保管及び写し交付の申出は無事に完了し、依頼者に引き渡しました。今回は、相続登記の被相続人たる依頼者の母の分と、既に亡くなっている依頼者の父の分の2件申出をしました。 遺産分割協議書も父母の…

相続登記と同時にする法定相続情報一覧図の保管及び写し交付申出の例外

先日、相続登記の依頼がありました。その際に被相続人の遺産として不動産だけでなく預貯金もあるとの話がありました。不動産の中には建物が複数ありますが全て未登記とのことです。さらに、複数ある建物の一部が、既に亡くなっている被相続人の夫のもので、…

相続税はかからず申告不要とのこと

先日、ここで取り上げた相続案件ですが、税理士さんより相続税はかからず申告も不要との回答がありました。その理由として、アパートローンがあることと、アパート以外にも貸地や貸家があり相続税評価額が下がったことでこのような結果になったとの説明があ…

相続税申告の不足書類の追完・2

昨年9月に亡くなった被後見人さんの相続税申告の件ですが、昨日の夕方に自宅に出向き、追完書類を預かってきました。そして、今朝、税理士さんに引き渡しました。 今回追完したものは、被後見人さんの財産を相続人に引き渡した時点の預金残高と、預金解約時…

相続税につき税理士さんに相談

先月下旬に相談があった相続の件になります。法定相続情報一覧図の保管及び写し交付の申出が終わり、被相続人さんの遺産に関する資料がだいたい集まったので、税理士さんに相続税がかかるかどうかにつき確認してもらうことにしました。 今回はアパートや貸家…

相続税申告の不足書類の追完

昨年9月に亡くなった被後見人さんの相続税申告の件ですが、昨日の朝に税理士さんから指示があった預金を解約した時に金融機関から発行された計算書を渡しました。 なお、木曜日に税理士さんから相続税額が大体どのくらいになるかにつき話がありましたが、こ…

相続税申告準備も大詰めに

昨年9月に被後見人さんが死亡したことにより終了した案件ですが、相続税申告の準備も大詰めになってきました。今日の午前中、税理士さんと打ち合わせをし不足する書類につき指示を受けました。不足する書類のうち預金通帳は探してもらうことにしました。 た…

相続税申告に向けた準備が本格化

既に任務完了している案件ですが、今月初めに税務署から相続税申告のお尋ねが届いたようで、親族後見人を務めていた方がウチの事務所に持ってきました。そのため、ワシは相続税申告手続を依頼している税理士さんのところに届けておきました。 その後、税理士…

法務局における遺言書の保管等に関する省令の一部改正・2

今年の5月に法務局における遺言書の保管等に関する省令が改正されます。具体的には以下の通りです。 (1)法務局における遺言書の保管等に関する省令の一部改正 ① 現在、遺言書情報証明書または関係遺言書保管通知の写しを添付した場合、遺言書情報証明書…

相続土地国庫帰属制度・2

さて、こちらでは相続土地国庫帰属制度を利用できない土地について取り上げます。申請できないケースと、承認を受けることができないケースの2パターンあります。 1.申請をすることができないケース(却下事由) ・建物がある土地 ・担保権や使用収益権が…

相続土地国庫帰属制度

相続土地国庫帰属制度は令和5年4月27日からスタートします。この制度のポイントは以下のとおりです。 1.相続または相続人に対する遺贈によって土地の所有権または共有持分を取得した者などは、法務大臣に対してその土地の所有権を国庫に帰属させること…

誤った法定相続情報一覧図の写し

法定相続情報一覧図の写しの保管及び写し交付の申出で、当初、正しい内容で申出があったにも関わらず、登記官に補正させられた結果、相続人の1人が削られてしまったという誤った内容の法定相続情報一覧図の写しが交付され、その内容に基づいて遺産分割協議…

遺言執行者案件はひと段落

現在手がけている遺言執行者案件ですが、今月中旬に払戻しに必要な書類は全て郵便局に提出しました。そして、先週、ゆうちょ銀行より、貯金払戻し証書が簡易書留郵便で届きました。遺言執行者としての住所は自宅だったので、自宅に届くかと思いきや事務所に…

遺言執行者案件の進捗状況・3

現在手がけている遺言執行者案件ですが、今日までに郵便局から郵便貯金の払戻しに関する書類が届いたので、遺言執行者として必要な書類を揃えました。遺言執行者については印鑑証明書が必要なので、取得しておいたのは言うまでもありません。 週明けには郵便…

遺言執行終了後について

遺言者の財産の引渡しなどの遺言執行が終了した後ですが、遺言執行者は遺言者の法定相続人及び受遺者に対して遺言書に定められた執行手続が終了した旨の報告をすることになります。そのため、ワシが現在手がけているケースでも、遺言者の法定相続人及び包括…

被後見人さんの相続手続と法定相続情報一覧図の保管及び写し交付の申出

9月に亡くなった被後見人さんの相続登記はワシが手がけましたが、相続登記申請と同時に法定相続情報一覧図の写しの保管及び写し交付の申出をしました。今回のケースでは、相続手続に必要な戸籍類が揃った時点で相続登記を行い、その後に預貯金の払戻しの手…

遺言執行者案件の進捗状況・2

先月から本格的に取り組み始めた遺言執行者案件ですが、契約者の承継及び水道光熱費の引き落とし口座の変更については、包括受遺者の方でほとんど済ませたとの話がありました。そのため、遺言者名義の預金につき、通帳記帳をした上で払戻し手続を進めること…

遺言執行者案件の進捗状況

今月から本格的に手がけている遺言執行者案件ですが、今日までに以下の手続をしました。 ・遺言者名義の携帯電話の解約:携帯電話ショップにて手続をした。11月末に利用料引き落としあり。 ・NTT電話加入権の名義変更:Web ・電気の契約者変更など:…