とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

就任から半年で報酬付与申立

 先日、建物表題変更登記が完了し諸々の手続がひと段落した件ですが、報告書を提出したところ裁判所書記官さんから、就任から半年分の定期報告と報酬付与申立をすることを勧められました。就任から今までの期間は、相続手続及び被後見人さんの財産把握及び整理、相続税の申告、納付手続がメインでしたが、今後は、被後見人さんの財産管理と被後見人さんのお子さんにつき扶養の一環として必要な手続を検討し行うことがメインになります。

 

 よって、業務の性質が大きく変わるのが裁判所書記官さんから見ても明らかだったため、定期報告と報酬付与申立を勧められたのかもしれないです。

 

 ちなみに、親族後見人さんの分も一緒に半年分の定期報告と報酬付与申立をするように指示がありました。就任から1年足らずで定期報告及び報酬付与申立手続を進めると、定期報告期間の始期と終期がずれるそうです。

 

 そのため、ワシだけ手続を進めてしまうと、親族後見人さんが初めて報酬付与申立をする時期が就任から1年以上経過した時期になってしまいます。よって、ワシと親族後見人さんとで不公平が生じるのを防ぐため、裁判所書記官さんがこのような指示をしたとのことでした。

 

 この案件の定期報告及び報酬付与申立は、4月末日締めで報告書等を作成し、GW明けに申立書等書類一式を提出する予定です。