とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

関東ブロック新人研修の講師を振り返って

 今回の15回目の講義をもって関東ブロック新人研修会の講師を卒業しました。振り返ってみるとこの15年間で研修会場が何度か変わっています。また、受講人数や特別研修や中央新人研修のカリキュラムの関係で開催時期が3月から1月になりました。

 

 最初の数年間は今の東戸塚(横浜)で、その後は永山(多摩市)、そして東戸塚に戻りました。受講生も毎年の合格者数に比例して震災前までどんどん増加し、震災後は減少傾向になりました。そして、今回の受講人数は300名弱で一番多かった時から大幅に減ってしまいました。

 

 ワシの講義自体も、平成25年以降に相続法の改正や法定相続証明情報一覧図の制度が始まるなど講義内容が年々増えましたし、試行錯誤の連続でもありましたね。まあ、最終的には旧法相続の説明を7割くらいにし、難しい論点については事例問題を用いるなどしてイメージだけでも掴んでもらうようにしました。今回の感想がどんなものになるか分かりませんが、今後、講義する機会があった際の参考にしようと思います。

 

 15年間続けることができたのは、新人研修の講師を務めることで初心にかえる機会になっていたことと、受講生の皆様からの感想でしょうか。感想自体は良くもなく悪くもなくという感じでしたが、励みになりました。まあ、時間を間違えて受講生の皆様に迷惑をかけたときは手厳しい感想が多かったですね。

 

 ワシの拙い講義を受講して下さった皆様に対し心より感謝申し上げます。

 

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