とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

所有者不明土地の相続人調査の進捗状況・3

 所有者不明土地の相続人調査ですが、昨日2件納品しました。2件とも登記簿上の所有者が記載されている戸籍謄本及び住民票等が取得できないことと、市町村役場より提供された固定資産情報にも手がかりもなく、コンピュータ化前の閉鎖登記簿謄本を確認しても移記ミスではなかったので調査終了…と相成りました。 

 

 ちなみに、もう1件、登記簿上の所有者が記載されている戸籍謄本及び住民票等が取得できないことと、市町村役場より提供された固定資産情報にも手がかりがないものがありましたが、コンピュータ化前の閉鎖登記簿謄本を確認したところ、移記ミスだったことが判明したため、改めて戸籍謄本を請求しているところであります。

 

 今回、調査終了した件についてはどう処理することになるでしょうね。登記された日からすればすでに亡くなっているのは明らかですが、相続が発生した日及び原因自体が分からないので、不在者財産管理人を選任した上で、家庭裁判所の監督の下で売却等の手続を進めることになるでしょうね。