先月、依頼があった社会福祉法人の登記の件になりますが、今日の夕方、登記が無事に完了しました。
評議員や理事の同意書の日付に不備があっただけでなく、必要な書類が抜けていたり、前任理事長が亡くなったことにより新任の理事長が就任した時の理事会議事録に、出席した理事長や監事全員の実印が押印されていなかった上に、全員の印鑑証明書を預かっていなかった事などが重なりましたが１つ１つクリアしていきました。
また、今回のケースでは評議員が亡くなったものの後任がなかなか決まらず、１名欠員のまま理事改選などを行ってしまいました。この点については亡くなった評議員については死亡届を提出し、それ以外の評議員全員の同意書を添付しました。
評議員会の書面決議の成立要件として、定款には「決議に参加できる評議員全員の同意」と定められていたので、評議員のうち１名は亡くなっており決議に参加できないことを証することができればＯＫだったのかもしれないです。
個人的には、このような状況になる前に相談があれば良かったと思いましたが、コロナ渦でそうもいかなかったのかも知れないですね。
