とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

民事信託実務基礎講座・4

 昨晩は民事信託実務基礎講座の4回目がありました。今回は「民事信託の税務」がテーマでした。

 

 講義冒頭の所得税贈与税相続税の説明は分かりやすかったです。これらの税については信託だけでなく不動産登記業務でも出てきますしね。私も民事信託案件を税理士さん等と共同で手がけましたが、税制面で落とし穴にはまらないように税理士さんから助言していただきながら契約書の内容を検討しました。今回の講義を受講して、税理士さんの助言なくして信託契約を組成することは難しいと改めて感じましたね。

 

 また、受託者や信託監督人の役割に関する説明も分かりやすかったです。司法書士として信託監督人になるケースもありますが、後見監督人等と同様の義務と責任を負うことや、受託者の計算書提出義務につき再確認することができ良かったです。

 

 最後に具体的なケースを基に税務につきご説明いただきました。成年後見業務をやっているせいか親亡き後の子のケースや浪費家のケースなどは興味深かったですね。

 

 この講座は次回から実践編になります。実践編は2回ですが、どんな内容か楽しみですね。