とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

名字が何度も変わっている氏名変更登記

 先日、名字が何度も変わっている方の氏名変更登記の相談がありました。もちろん、住所も変わっています。どのように変わっているかは以下の通りです。

 

登記簿上の住所氏名:A市B町1番地 甲野花子

昭和60年5月1日住所氏名変更:A市C町2番地 乙野花子

平成3年5月1日氏名変更:A市C町2番地 丙野花子

令和元年5月1日住所変更:D市E町3番地 丙野花子

 

 この場合、住所については登記簿上の住所たる「A市B町1番地」から「D市E町3番地」に住所移転した経過が分かる本籍地入りの(除)住民票や戸籍附票が必要になります。さて、氏名についてはどうでしょうか?

 

 氏名についても登記簿上の氏名である「甲野花子」から「乙野花子」、「乙野花子」から「丙野花子」に氏名が変わった経過が分かる戸籍謄抄本や除籍謄抄本が必要になります。

 

 住所が転々としているケースはありましたが、氏名が何度も変わっているケースはあまりないですね。珍しいケースだと思います。