今年で司法書士制度の前身、代書人制度ができてから150年になります。司法書士制度150周年記念として、司法書士法改正により誕生した「司法書士の使命規定」にメロディをつけて全国の司法書士150人が合唱する企画が持ち上がっています。
この企画については某SNSでは賛否両論分かれており、ワシ自身も違和感を感じています。今回の企画と同じ予算をかけるなら、制度周知のため対外広報にかけた方が良いですよね。話によると、司法書士の中には制度ができてからちょうど150年ってことを知らない方がおり、対内広報としてこの企画が持ち上がったとのことです。
もし、そう考えるのであれば、逆に対外広報すれば「司法書士制度150周年」を知らない司法書士の目にも自ずと入ってくると思うのはワシだけでしょうか。まあ、同じ150人で合唱するなら、ハートを熱くするコブシの効いた歌を汗臭くかつ泥臭く合唱した方が司法書士らしい気がします。今年の定時総会で「司法書士使命規定の歌」を歌うなんてことにならなければいいですね。