とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

準共有根抵当権の抹消

 先日、このような根抵当権抹消登記の依頼がありました。

 

(甲区)

1番 所有権保存 所有者A

(乙区)

1番 根抵当権設定 平成20年1月1日設定 根抵当権者X

1番付記1号 根抵当権元本確定 平成26年1月1日確定

1番付記2号 根抵当権一部移転 平成26年4月1日一部代位弁済 根抵当権者Y

1番付記3号 根抵当権者X持分移転 令和1年5月1日債権譲渡 根抵当権者Z

 

 今回はAがZに対する債務を令和3年1月1日に完済し、その後、AがYに対する債務を令和4年4月1日に完済しました。この場合、以下の通りに登記をすることになります。

 

(1)Zに対する債務弁済分

登記の目的 1番付記3号根抵当権X持分移転抹消

登記原因 令和3年1月1日弁済

申請人 権利者A 義務者Z

 

(2)Yに対する債務弁済分

登記の目的 根抵当権抹消

原因 令和4年4月1日弁済

申請人 権利者A 義務者Y

 

 珍しいケースでしたが、このように登記を進めていきました。準共有根抵当権でも登記原因と原因日付が同じであれば一申請で抹消できますが、今回は原因日付が別であったためこのような形になりました。

久々に中学の友人達との酒席

 昨日は中学時代の友人達と新年会を兼ねて飲んできました。1件目はラーメン屋で餃子&ビール、2件目は焼き鳥屋さん、3件目はグラスとマイクを手にして小粋なトーク、4件目はショットバーでした。今回は細かく移動していろいろなところに行きましたね。

 

 今回も近況報告とコロナウイルスのこと、仕事のことなどで花を咲かせ最後は1人眠りかけてしまうという感じでしたが、楽しく飲んで食べることができました。

 

 前回は2年ちょっと前でしたが、体調がイマイチで途中で帰宅してしまいました。それが心残りでしたが、今回は最後までいることができいろんな話ができたので良かったです。

 

 金曜日も仕事関係でありましたが、中学の同級生と会いました。こういうのもまさに地元という感じでホント良いですね。

河川敷のハードコートの改修工事

 地元のグランドのコートが使えない時に利用していた河川敷のハードコートですが、1月から3月までの間、改修工事のため使えなくなりました。確かに震災や台風で痛みが激しかったので、改修工事がいつになったら始まるかやきもきしていましたが、ようやく着手することになりました。

 

 ハードコートであるにも関わらず、うねっていたりひび割れがひどかったりしたので、足元に気をつけながらプレーしていました。当初は昨年10月くらいから改修工事が始まる予定でしたが、年明けにずれこみましたね。そのおかげで10月、11月も河川敷のハードコートでテニスすることができました。

 

 改修工事後、キレイになっているといいですね。どうなるか楽しみです。

役員個人所有の物件を会社が買い取り

 昨年、このような依頼がありました。

(1)株式会社A(本店:T県A市) 代表取締役X、取締役Y

(2)A株式会社(本店:G県T市) 代表取締役Z、取締役X

 なお、株式会社A及びA株式会社ともに閉鎖会社で、取締役会と監査役は設置されていません。

 

 まず、Xが個人で所有する土地を、自身が代取を務める株式会社Aに売却し、続けてXが個人で所有する中古住宅を、自身が取締役を務めるA株式会社に売却することになりました。

 

 この場合、株式会社Aが代表取締役X個人が所有する土地を購入することが利益相反取引になるため、株主総会での承認が必要になります。

 

 また、A株式会社については代表取締役はZであるものの、取締役X個人が所有する中古住宅を購入することになるため、利益相反取引になり、株主総会での承認が必要になります。

 

 今回のケースは、株式会社AとA株式会社とで間違いやすいのでいつも以上に注意を払ったのは言うまでもありません。

昨年申請した件が全て完了

 今日までに昨年中に登記申請した件が全て完了し、納品も済ませました。例年だともう少し早く全件完了していましたが、今年は時間がかかりましたね。ちなみに、地元管内申請分は今週前半に全て完了していましたが、他管轄申請分が完了まで時間がかかりました。

 

 また、昨年中に引き合いがあり今年に入ってから着手している件もいくつかあります。こちらについても、今日までに全ての件につき着手済みもしくは登記申請中となっています。昨年12月に後見開始審判が確定した件についても同様です。

 

 このように、昨年中に申請した件や引き合いがあった件につき、今日までに全て登記完了もしくは着手済みになりました。これでようやくホントの意味で新年を迎えることができ、今年の業務が本格的にスタートした気分ですね。

地元本会のキャラクター・3

 ワシの地元本会の公式キャラクター「司法しかまる」のノベルティグッズの1つとしてシールがあります。先日、ウチの事務所にも送られてきました。

 しかまる誕生から2年少々経ちました。今まではコロナ渦で表に出る機会が限られていましたが、今年は様々な場面で出る予定です。ぜひ、よろしくお願いいたします。

久々に監査役の権限を会計監査権限に限定する旨の登記

 先日、取締役の死亡による取締役変更登記の依頼がありました。登記簿を確認したところ、閉鎖会社で資本金は1000万円、取締役会及び監査役設置会社でした。また、平成26年5月1日付で就任した監査役につき、会計監査権限に限定する旨の登記がされていなかったので、今回、まとめて登記することにしました。

 

 監査役につき会計監査権限に限定する旨の登記制度は、平成27年5月1日施行の会社法改正により始まったものです。そのため、平成27年4月30日までに就任した監査役については、当該監査役が就任時の定款に会計監査権限に限定する旨の定めがあっても「会計監査権限に限定する」旨の登記がされていないです。

 

 しばらくの間、監査役の権限を会計監査権限に限定する旨の登記がらみの役員変更登記の依頼はなく、今回、久々に登記をすることになります。

金融機関等への後見届出手続完了

 昨年12月に審判が確定した件については、今日までに金融機関及び証券会社などへの後見届出が完了しました。本来であれば、審判が確定後速やかにやるべきでしたが、年末で慌ただしかったので、年が明けてから取りかかることにしました。

 

 証券会社に関しては届出手続が完了し提出した書類が戻り次第、内容を確認した上で必要な手続をすることになりますが、金融機関に関しては、とりあえずは現状のままにしておくことになります。また、今回届出をした金融機関以外の金融機関に口座があるかどうかについては、改めて調べるつもりです。

 

 ちなみに、この案件ですが、最終的には被後見人さん名義の預金を後見制度支援信託制度や後見制度支援預金制度を利用して預け替えをするのが最終目的のスポット案件です。預け替えが終わった時点で、親族後見人さんにワシが管理している財産等を引き継ぐことになります。ただ、最終目的に至るまでの間に、借地上に建っている被後見人さんの自宅を取り壊した上で、土地の賃貸借契約を解除して明け渡すというミッションがあります。

 

 被後見人さんの住所は自宅の住所になっていますが、自宅の片付け終了後、取り壊しに着手するタイミングで現在入所している施設に住所移転する予定です。

年明けの後見ウィークはひと段落

 年明けからLSシステムへの報告やデータ入力、通帳記帳などほぼ毎日後見案件を手がけていましたが、今日までにだいたいひと段落しました。

 

 継続案件のうち、昨年12月締めの案件につきLSシステムへの報告は済ませましたし、病院への支払いなども済ませました。

 

 業務用ソフトに継続案件の就任時から現在に至るまでの収支データを入力してからは、業務用ソフトの業務日誌に活動報告を入力してますし、出納帳に入出金のデータを打ち込みLSシステムと同期させるようにしています。就任時からの収支データを入力するのは大変でしたが、一度入力してしまえばあとは楽ですね。

 

 後見ソフト導入時には、いずれやろうと思っていましたが、今となってはもっと早くやっておけば良かったと思いますね。

2023年最初の研修はLSの事例検討会

 今日の夕方から地元LSの事例検討会がありました。これが今年最初の研修になります。今回は「自宅に帰りたがる被後見人さん」でした。施設にいる被後見人さんが自宅に帰りたがっているという話に止まらず、被後見人さん及びその周囲の方々の問題が顕在化していくという話でした。

 

 ワシも病院に入院している方の成年後見人になっていますが、面会したときに様子がおかしい時があったので、多かれ少なかれいろいろあるんだなと思いました。

 

 今月は下旬に指定研修があり、2月にも事例検討会と倫理研修会があります。これで地元LSの今年度の研修はひと段落になります。そして、これらの研修に出れば、次年度の早い段階で名簿更新に必要な単位数を揃えることができそうです。