とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

数年前に依頼があった相続案件

 1月は、数年前に依頼があった相続案件がようやく動き出しました。まずは、5年以上前に依頼があった相続案件で、相続登記が済んでいなかった他県の山林につき相続登記の依頼がありました。この件は、当時の相続関係書類と遺産分割協議書一式があったので、それに基づいて相続登記を進めました。この件については、今回の相続人が購入当初から所有権登記名義人住所変更登記を一度もやっていなかった土地があるのが判明したので、相続登記と一緒に進めましたね。こちらは無事に完了しました。

 

 2件目は、一昨年5月から6月にかけて法定相続情報一覧図の保管及び写し交付申出の件で悪戦苦闘した案件につき、ようやく相続登記の依頼がありました。こちらは膠着状態になっていたのでどうなることやらと思っていましたが、ようやく登記に漕ぎ着くことができました。この件は、相続税申告の前提として法定相続情報一覧図の保管及び写し交付の申出をしたことから始まったので、全て完了するまで時間がかかってもやむを得ないですね。

 

 3件目は、一昨年の4月ごろに懇意にしている税理士さんから紹介してもらった相続案件で依頼者から一度電話があって以来音信不通になっていたものがありましたが、この件が1月に入ってから動き始めました。ワシの方で相続に関して打ち合わせをした上で必要な書類を速やかに集めることにしました。そして、委任状や遺産分割協議書を作成し、相続人全員に署名押印してもらった上で登記申請したところ、先週末に完了しましたね。こちらも数年越しの案件でしたが、無事に完了してほっとしましたね。