とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

2023年のマニアック案件

 今年も明日で仕事納めになりますが、今日までにたいたいのことは終わったので明日は完了書類の納品をすべく車で走り回ることになります。そこで、今年の業務も終わりということで今年のマニアック案件を振り返りたいと思います。

 

1.3人共有の土地の売買で共有者の1人が実印を忘れてきたケース

2.長期相続登記等未了土地の相続登記

3.戦前の産業組合名義の抵当権抹消

4.20年くらい登記懈怠状態だった漁業協同組合の登記

5.所有者の権利書がないため上申書を添付した所有権登記名義人住所変更登記

6.根抵当権抹消10連件

7.亡くなった被後見人さんの相続にかかる相続税の全額還付

8.規約共用部分の評価額を管轄法務局に確認しなければならないリゾートマンションの売買

9.株式会社の解散日の錯誤更正

10.6名共有の土地につきそのうち5名の所有権登記名義人氏名、住所変更登記

11.売買の日と同日付で住所変更したことによる所有権登記名義人住所変更登記

12.売主5人中1人は都内、4人は地元で決済

 

 この中で一番衝撃的だったのは「7」ですね。相続が立て続けに発生し相続税がかかりそうな場合には特に注意が必要です。さて、来年はどんな案件が舞い込んでくるでしょうね。