とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

2023-07-01から1日間の記事一覧

産業組合の閉鎖謄本が見つからないケース

現在手がけている産業組合名義の抵当権抹消の件になりますが、抵当権が設定されている土地の閉鎖謄本を取得して弁済期等も判明しましたが、抵当権者たる産業組合の閉鎖謄本が見つからないとのことの話が法務局からありました。そこで、法務局に下記の内容で…

連帯債務者の免責的債務引受について

以前、以下のような連帯債務者の債務引受のケースに遭遇したことがありました。取り上げてみようと思います。 1.債務が併存するケース (1)連帯債務者A・BのうちAが死亡 (2)連帯債務者Aの相続:連帯債務者B・C (3)連帯債務者Cの免責的債務…

素通り禁止!足利めぐり・初夏の松田川ダム

先日、仕事帰りに松田川ダムに立ち寄ってきました。この日は天気が良く蒸し暑かったですが、ダム周辺の気温は2、3度低く過ごしやすかったです。車が何台も停まっていたので何かと思って見渡したところ、外国人グループが数組来ており、川遊びしていました…

親族後見人さんとの面会

6月末締めの件で親族後見人さんが施設に入所した件がありますが、昨日、親族後見人さんが入所している施設に行き面会してきました。久々にお目にかかりましたが、前回お会いしたときより痩せてしまったものの顔色は良く体調が良さそうでしたね。 ただ、足腰…

6月末締めの報告準備

現在手がけている後見案件のうち3件が6月末締めなので、裁判所とLSシステムへの報告の準備を進めました。預金残高や施設、病院への預け金残高については週明けに確認することとし、報告内容や年間収支予定をまとめました。 今回の報告と同時に進める手続…

2023年上半期の業務内容

昨日で今年上半期が終わり、今日から下半期が始まります。そんな今週ですが、昨年亡くなった被後見人さんの相続税申告&納付が済むなど、長期化していた案件が全て完了したのでホッとひと息つくことができました。 今年上半期の業務内容ですが、登記と成年後…

ビジネスチャットの導入

今期の司法書士会の活動は、7月最初にある理事会を皮切りに本格的に始まります。今期の目玉の1つが、ビジネスチャットツールであるchatworkを導入することですね。今までは電話やメーリングリストを利用して、本会事務局や他の役員さん等と連絡を取り合っ…

不動産登記法第70条の2による休眠担保権の抹消

先日、久々に戦前の産業組合名義の抵当権抹消の話がありました。抵当権者は「有限責任○○村信用購買販売利用組合」です。なお、抵当権者は○○村農業会に承継されているので、○○村農業会につき不動産登記法第70条の2の規定を適用することができるか否かにつ…

他士業との連携

司法書士業務において他士業との連携は必要不可欠なものであります。その中でも、土地家屋調査士や宅地建物取引士、行政書士、税理士との連携が多いです。 1.土地家屋調査士:建物表題登記、土地地目変更登記、分筆登記、合筆登記等 2.宅地建物取引士:…

損害賠償債権を被担保債権にするケース

先日、不法行為による損害賠償債権を被担保債権とする抵当権を設定できるかどうかにつき聞かれました。もちろん初めて聞いたことなので調べてみたところ、不法行為による損害賠償債権を被担保債権とする抵当権設定については登記研究に出ています。 ☆抵当権…

添付書類の原本還付

ここのところ、商業法人登記において添付書類を原本還付してもらうことが続いています。特に、社会福祉法人等の法人の議事録や就任承諾書、会社の定時株主総会議事録や就任承諾書などが多いです。 原本還付してもらう場合は「原本還付請求及び原本を受領する…

相続税のお尋ね案件も税務署への書類提出完了

相続税のお尋ねがあった件についても、税理士さんから書類を税務署に提出した旨の報告と費用の請求があったため、依頼者に書類一式を引き渡しました。結果、依頼者から、税理士さんに費用を振り込んだとの連絡がありました。 よって、この案件は、相続財産の…

相続税申告等は全て完了

昨年9月に亡くなった被後見人さんの相続の件につき、先週早々に相続税の金額が固まりました。そのため、早速、元親族後見人さんに連絡をし二男さんの自宅において、税理士さん作成の申告書等に被後見人さんの二男さんに署名押印してもらいました。ちなみに…

2023年民事信託実務基礎講座・1

6月22日の夕方から、2023年民事信託実務基礎講座の第3回目を受講しました。今回は民事信託の登記に関するもので、民事信託を設定した後に必要な登記をおさらいしつつ、信託目録に記載すべき事項を検討しました。 今回の研修では、信託契約書から信託…