とある司法書士の戯れ言

KIKURINGの司法書士ライフと日常

民事事件

調停成立に向けた準備

現在手がけている調停の件になりますが、今は当事者双方で調停成立に向けた詰めの協議を行っています。そこで、当事者間で認識の食い違いが生じるのを防ぐため、お互いに現地で確認できることはしておこうということになりました。 昨日は現地で打ち合わせを…

根抵当権抹消登記請求訴訟の初回期日

先日、3月中旬に訴えを提起した根抵当権抹消登記請求訴訟の初回期日がありました。被告は欠席だったので、裁判官から被告からの連絡の有無の確認と訴状記載のことを陳述することの確認があった以外は、GW明けの次回期日に判決言い渡しということになりま…

今週は裁判業務が中心に

今週は裁判業務が中心になりそうです。簡裁訴訟の期日や調停期日が立て続けに入ってますし、先日ここで取り上げた通り、今週中に調停がらみで打ち合わせもありますしね。裁判業務がこのような感じで入るのは珍しいです。 まあ、GW前にある程度目途を立ててお…

第7回期日に向けた準備

現在手がけている調停の件で、第7回期日に向けた準備を進めています。この件も大詰めを迎えており、あとはどうするか否かにつき当事者本人に決めてもらうことになっています。この期日で終了させることになっています、 この件を受託してから半年以上経過し…

訴状送達の確認

先日訴状を提出し初回期日が決まった根抵当権抹消登記請求訴訟の件ですが、今日の午後、相手方たるみなし解散している株式会社の代表清算人に訴状が届いているかどうか相手方に電話し確認しました。結果、受け取ったようなのでホッとしました。 相手方と対立…

根抵当権抹消登記請求訴訟の初回期日決定

先日、訴状を提出した根抵当権抹消登記請求訴訟の件ですが、昨日までに事件番号の連絡があり初回期日も決まりました。期日が決まったら期日請書を提出することになりますが、そのことはすっかり抜け落ちていました。 次は、無事に相手方に送達されるかどうか…

第6回期日の報告と次回期日に向けての打ち合わせ

現在手がけている民事調停の件になります。今日の午後から本人さんのところに行き、先日、行われた第6回期日の報告と次回期日に向けての打ち合わせをしてきました。 今までになかった話が出てきたので、内容を本人さんに説明した上で「どう考え、どう対応す…

第6回期日では終わらず

昨年8月から相手方代理人を務めている民事調停の件ですが、先日、第6回期日がありました。これでひと段落すると思っていましたが、そんなに甘くなく、来月第7回期日が行われることになりました。 次の期日でひと段落すると思いますが、それまでに検討して…

根抵当権抹消登記請求訴訟の訴状提出

現在手がけている根抵当権抹消登記請求訴訟の件ですが、今日までに、前提となる相続登記が完了し、管轄法務局に照会していた訴状案につきOKが出たので、今日の午後に管轄簡裁に訴状一式を提出してきました。被告への送達場所は会社の本店所在地ではなく、…

特別送達

特別送達とは裁判所から訴訟当事者などに送達すべき書類を送達し、その送達の事実を証明する郵便のことです。特別送達の場合、原則として本人が郵便局員から直接受け取る必要があります。しかし、本人が受け取りを拒否したとしても送達をすべき場所に書類を…

訴訟代理権不消滅

登記申請代理権不消滅については不動産登記法第17条で定められていますが、訴訟代理権についてはどうでしょうか。訴訟代理権については、民事訴訟法第58条第2項で代理権不消滅である旨が定められています。 ☆民事訴訟法第58条 第1項 訴訟代理権は、…

第6回期日に向けた打ち合わせ

現在進行中の調停案件ですが、先日、依頼者と第6回期日に向けた打ち合わせをしました。この期日で終了予定なので、申立人からの請求への対応を確認しました。こちらの姿勢を固めたので、あとは申立人次第になるでしょうね。 正直、期日がここまで伸びるのは…

根抵当権抹消登記請求訴訟の訴状案を法務局に事前照会

現在手がけている根抵当権抹消登記請求訴訟につき訴状案を作成し、これで良いかどうか管轄法務局に事前照会しました。 その結果「年月日判決」による抹消登記請求ではなく、債務者たる法人の破産による根抵当権元本確定登記請求と、債務者たる法人の破産の同…

根抵当権抹消登記請求訴訟の構成

現在、根抵当権者がみなし解散している会社である根抵当権抹消登記請求訴訟の準備を進めているところであります。当事者は以下の通りです。 ☆当事者 ・不動産所有者:A(原告・根抵当権設定者Dから不動産を相続した。) ・根抵当権者:株式会社B(被告・み…

担保権者がみなし解散している場合の抹消登記請求訴訟はどうするか?

現在手がけている案件で、根抵当権者たる株式会社がみなし解散しているケースがあります。そこで、当該会社の閉鎖事項証明書などを取得したところ、みなし解散時の取締役及び代表取締役が判明したため、当時の代表取締役の住所地宛に文書を送付したら連絡が…

訴訟になった場合のポイント整理

現在手がけている調停案件につき、申立人とこちらの主張を整理しながら、万が一申立人側から訴えを提起された場合の答弁と証拠方法についても検討してみました。今回の調停において、こちらの主張を根拠づける証拠で足りなかった点をまとめ、証拠として必要…

調停における論点の整理

先日、第5回期日があった調停の件ですが、申立人の主張とこちら側の対応につき整理しました。具体的には、申立書や回答書、準備書面に記載されている申立人の主張と根拠をまとめ、こちら側については、主張を根拠づけるもので足りなかったものを書き出しま…

調停の第5回期日

今日の午前中は調停の第5回期日がありました。今回でいよいよ解決に向けて調停案を検討する段階になりました。次回で期日は最後になりますね。主張を根拠づけるものが足りなかったのと、ワシ自身の力不足を痛感させられましたが、初回期日から半年ちょっと…

第5回期日に向けた打ち合わせ

現在進行中の調停の件ですが、期日は来月頭ですが書類提出期限が今月下旬だったので、年明けてからすぐに依頼者と打ち合わせをしました。第5回期日から境界の問題ではなく金額の問題になるので、まずは、こちらから計算根拠を示した上で金額を提示すること…

調停の第4回期日

今日は現在進行中の民事調停の第4回期日がありました。結果としては解決に向けて一歩前進といったところです。とりあえず、1月中旬までに解決に向けた準備書面を提出した上で、2月頭の期日で検討することとなりました。 調停とは言え、主張を根拠づけるだ…

境界に関する争い

隣地との境界につき意見が合わない場合、話し合い以外にどのような方法があるでしょうか。 1.対立構造をとらない方法 ・即決和解 ・調停 ・筆界特定制度 ・土地家屋調査士会ADR 2.対立構造をとる方法(裁判) ・境界確定訴訟 ・所有権確認訴訟 公図と…

直送とは

現在手がけている民事調停の件で、準備書面をFAXで直送しました。直送とは相手方に直接送付することであり、民事訴訟規則でも使われている正式な用語であります。 ちなみに、準備書面を直送する場合、裁判所と相手方双方に送付書兼受領書を添付して郵送かFAX…

期日に向けた打ち合わせ

現在手がけている民事調停の件ですが、申立人から準備書面が送られてきたので依頼者と打ち合わせをしました。期日が近かったので対応できることは対応し、それ以外のことは改めて対応することにしました。また、こちらからの要望をまとめた準備書面を作成し…

第3回期日に向けた準備と書面提出

現在続行中の民事調停の件ですが、今日までに第3回期日のための書面一式を提出しました。今回は第2回期日直前に送られてきた準備書面に記載されていた質問への回答が中心でしたが、根拠となるものも提出したので、そこそこの分量になりました。 第3回期日…

要件事実を意識する場面

数年前の話になりますが、清算人選任&根抵当権抹消登記請求訴訟案件を手がけたり民事調停の代理人になったり、債務整理の依頼があったりと認定司法書士としてのお仕事が続きました。 こういった案件を手掛けていると「要件事実」というものを強く意識するよ…

調停の第2回期日と第3回期日に向けた準備

8月に相手方代理人に就任した民事調停の件ですが、先週、第2回期日がありました。ワシからの回答書は9月下旬に提出しましたが、申立人からの準備書面が当日の朝9時過ぎにFAXできたのでビックリしてしまいました。 第2回期日は朝9時過ぎに送られてき…

調停の初回期日と第2回期日に向けた準備

先月、急遽民事調停の相手方の代理人に就任した件になりますが、先月下旬に調停の初回期日があり出席してきました。申立人の意図がよく分からないままの出席だったので、調停委員からの質問に満足に対応できず、今月中に書面にて回答することになりました。 …

裁判所に書類提出

先日依頼があった民事調停の相手方代理人の件ですが、昨日、依頼者と面談し事情を伺った上で、今日、裁判所に委任状や回答書、証拠書類などを提出してきました。管轄が簡易裁判所で訴額も140万円以下なので代理人になったのは言うまでもありません。 いわ…

民事調停の相手方代理人に就任

今日、民事調停の呼出状が送られてきた方からの相談があり、話の流れで相手方の代理人に就任することになりそうです。内容は相隣関係で、申立人の主張に対して答弁する形で回答書を作成することにしました。 第1回期日は今月下旬ですがお盆休みがあるので、…

建物賃貸借契約終了時における賃借人の修繕義務

先日、相談があった件になります。アパートの賃貸借契約が終了し荷物も片付け、家主さん立会の下明け渡そうとしたところ、家主さんから床や壁など経年劣化したと思われる部分の修繕を求められたとのことです。 そこで、契約書を確認したところ、経年劣化した…